「うちの子、字が汚くて読めない…」
「もう少し丁寧に書けばきれいに書けるのに」
「先生に面談で注意をされた・・」
お子さまの宿題やノートを見て、そんなふうに感じたことはありませんか?
何度も「もっと丁寧に書いて」と声をかけているのに、なかなか変わらない。そんなお悩みを持つ保護者の方は少なくありません。
でも、小学生の字が読みづらくなる理由は、単純に「丁寧に書いていないから」とは限りません。鉛筆の持ち方や姿勢、文字の形やバランス、筆圧、書くスピードなど、さまざまなことが関係しています。
大切なのは、どこを直せば読みやすい字になるのかを子ども自身が理解することです。叱ってしまうのは逆効果。ますます自信をなくしてしまいます。
一人の生徒様の実例を紹介します。
なかなか字が丁寧にかけないA君は、お母様と毎日のように新聞を模写をして練習していました。
お母様の悩みは深く、親子ともにしんどい日々だったようです。スクールに入会してからは、「なにを直すとまずは第一段階良くなるか」を理解し、どんどん次のステップへ進んでいきました。半年も続けると字や勉強に自信をもちはじめ、第一志望の中学受験にも合格。中学生になっても、字の練習を続けています。
小学生の字が汚くなる主な原因
1.文字の形やバランスがまだ身についていない
ひらがなや漢字には、それぞれきれいに見える形やバランスがあります。
たとえば、
「どこを長く書くのか、短く書くのか」
「どこに余白を作る、作らないのか」
「左右のバランス」
こうしたポイントを少し意識するだけでも、文字の印象は変わります。
子ども自身は一生懸命書いていても、きれいに見えるポイントをまだ知らないだけということもあります。
2.鉛筆の持ち方や姿勢
鉛筆を握り込んでいたり、紙と顔の距離が近すぎたりすると、手を自由に動かしにくくなることがあります。
字だけを見るのではなく、
- 鉛筆の持ち方
- 座る姿勢
- 紙の位置
- 反対の手で紙を押さえているか
なども確認してみましょう。
3.「早く終わらせたい」「めんどくさい」が優先されている
宿題となると、「早く終わらせて遊びたい!」という気持ちになるのは自然なことです。
とりあえず、丁寧に書くことは誰でも時間がかかるもの。時間がかかるものは、遊びざかりの子どもにとって「めんどくさい」となってしまいます。
その結果、一文字ずつ書くというより、文字を次々と「処理する」ように書いてしまうことがあります。
しかし、早く多少雑に書いてもノートが雑に見えないコツがあります。
ノートの実践クラスで伝えているポイントですが、整理整頓と同じ原理なのです。
物が多くても整頓されているお家がいい例です。
「もっと丁寧に書いて!」だけでは難しい理由
大人から見ると、「ゆっくり丁寧に書けばいいのに」と思いますよね。
でも子どもにとっては、「丁寧に書く」が具体的に何をすればいいのか分からないことがあります。
なかなか、友達のノートを比較してみることはないでしょう。丁寧さの平均値がわからないことも一つの要因です。
家庭でできる、字をきれいにする練習
たくさん書けば必ず上達する、というわけではありません。
まずは一文字をよく見て、
お手本を見る → 書く → 比べる → 直す
という練習をしてみましょう。特に大切なのが「比べる」ことです。
書き終わったら、「お手本とどこが違うかな?」と一緒に探してみてください。
自分で違いに気づけるようになると、次に書くときにも意識できるようになります。
「見る」力を養うことが、上達への近道。絵がうまい子は、硬筆も得意です。
テクニック的には、まずは、とめはねはらい。この3つを完璧にすることです。
学校のノートや板書につなげることも大切
お手本を見ながら一文字ずつきれいに書けても、学校ではそれだけではありません。
黒板を見て、内容を確認し、ノートに書く。
授業では、この作業を繰り返します。
そのため硬筆の練習では、文字そのものだけでなく、ノートのマスや罫線の中に読みやすく書く練習も役立ちます。
「硬筆ではきれいに書けるけれど、学校のノートになると急に字が乱れる」という場合には、実際の学習場面に近い練習も取り入れてみましょう。
「きれいに書けた!」という経験を大切に
字の練習で大切にしたいのは、子ども自身が変化を感じることです。
「前よりきれいに書けた!」
「この字、上手に書けた!」
そんな小さな成功体験が、書くことへの自信につながっていきます。
保護者の方も、直すところだけではなく、
「ここの形、すごくきれいになったね」
と、具体的に良くなったところを見つけてあげてください。
他人に褒められることは、字を書くことが好きになる一歩になります。
オンライン硬筆という選択肢も
ご家庭で練習していても、
「どこを直してあげればいいのか分からない」
「親が言うと、どうしてもケンカになってしまう」
ということもあります。
そんなときは、硬筆を専門的に学ぶ方法もあります。
**Chiik Writing School(チイクライティングスクール)**では、小学生を対象にオンラインで硬筆を指導しています。
少人数クラスで、一人ひとりの文字を確認しながら、文字の形だけでなく、鉛筆の持ち方や書き方のポイントも丁寧に指導します。
また、お手本の文字だけでなく、学校生活にもつながる板書の練習を取り入れています。
オンラインなので送迎は必要ありません。
初心者のお子さまも参加でき、日本習字の資格取得を目指すこともできます。目標があることで、オンラインでも4年以上続けてくれている生徒様が多い理由のひとつです。
「きれいに書けた!」へ。
「字を書くのが苦手」から、その小さな自信を、一緒に育てていきたいと考えています。
